AKB48 / サステナブル / 楽曲レビュー
全盛期のAKB48を彷彿とさせるが・・・
秋元康(作詞)井上ヨシマサ(作曲)(MV監督)
★★★★★★★☆☆☆ (rating 7/10)
次回作に期待
AKB48の数々の名曲を作曲している井上先生による久しぶりの曲。
かつての全盛期を彷彿とさせるような鋭利なシンセとサビのコード感なのだが、なかなか印象が弱い、インパクトが弱い。
逆に言えば繰り返し聴けるメロディーなのだが、いかんせん音がインパクト系なので耳障りなところが正直ある。
井上先生の曲は本当に好きなので次回作に期待したいところだ。
真夏のSounds good !やEveryday、カチューシャみたいな地味メロディーシングル曲としてもしかして5年後に聴くといい曲に聴こえるのかも。
AKB48 / LOVE TRIP / 楽曲レビュー
MVと反するディストピア感
秋元康(作詞) 春行(作曲)大野大樹(MV監督)
★★★★★★★★★★ (rating 10/10)
香港みを感じました
香港をディストピアと表現する人もいるが、この曲はその単語を使いたくなる。
安定しているAメロのメロディーは歌詞が入りやすい構造になっている。
そこで空き地も丘も消えたと現状の苦悩や現実感を想起させる。
サビ前で転調させその後の破壊や衝動またはポジティブさを予感させる。
サビでマイナー調の暗い感じになりつつ、最後にsus4というコードで転調させて未来を手に入れる強さをイメージ付ける。
MVなどでは愛の告白という可愛いテーマ感が漂うのだが、LOVE TRIPというタイトルや歌詞の意味にもある通りただの恋愛ソングではなさそうで、不安定なので好きになるまで時間がかかるかもしれないが、味わい深い名曲と言っていいと感じる。
日向坂46 / こんなに好きになっちゃっていいの? / 楽曲レビュー
大人日向坂46
秋元康(作詞) 前迫潤哉、7th Avenue(作曲)池田一真(MV監督)
★★★★★★★★☆☆ (rating 8/10)
3部作完結としておこうか
サードシングルではガラっと雰囲気を変えて大人でラグジュアリー気味な曲を持ってきた。
1枚目はキャッチー、2枚目はスルメ系、3枚目は大人感といういい感じのコンセプトだ。
7thコードやm7を多用していて、ルートから7番目の音を極め立たせるためのミディアムテンポとサンドボックスを使った緩やかなリズムトラックで構成されている。
ピアノがもう少しラウンジ感があれば最高だった。
こういうAORテイストのものを歌唱したり表現するには早かったと言わざる負えないが、そもそもメンバーが入れ替わりするアイドルに求めることでない事も同時に気付いた。
ということで3枚目にもってきたという経緯だけを以っても評価したいシングルとなった。