NO NAME / この涙を君に捧ぐ / 楽曲レビュー
たまに作りたくなる構成
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秋元康(作詞) 夏海寛(作曲)武藤星児(編曲)
★★★★★★★★★☆ (rating 9/10)
サントラ風
AメロがIVからはじまるとても切ない「意味ありげな」楽曲だ。
これを、IVM7なんかから始めれば「悲しい過去を持った主人公のRPGの序章BGMのはじまりはじまり」になる。
そのサントラには一曲目で挿入しておいてくれ、よろしく!
そして、AメロでもサビでもI(キーのE♭)で終止しているから、とても安心感がある。何度も聴きたくなるものの特徴だろう。
AKBの中でも一際人気のある楽曲で、私も大好きだ。
声優選抜らしく、声のキレイな人たちが歌唱して、比較的リバーブの深いレタッチがされている。
ああ、センターはまゆゆじゃないかっ。
半音アゲ転調でごちそうさま
ミディアムテンポのバラードの特徴である「緩やかな絶頂感に達するために最後に半音あげとこ」を実践している。
コピペストリングスがどんどんメロディの盛り上げを誘導していって、アウトロはバンドサウンドで締めるという余すことの無いアレンジでとても美味しい。