乃木坂46 / Sing Out! / 楽曲レビュー
アイドル曲としては異色で美しいメロディーの名曲
秋元康(作詞) Ryota Saito / TETTA(作曲)池田一真(MV監督)
★★★★★★★★★★ (rating 10/10)
クラシカルで高貴な雰囲気
乃木坂46で初めてと思われるハンドクラップを裏打ちに使った印象的でクラシカルな楽曲。ゆったりしたダンスをメインに明暗コントラストを強調したMVも印象的だ。
間奏などでの生ギター登場は珍しく、多重ボーカルも同じでレンジが広くてヌケ感があってとても気持ちいい。
MVは天井の高いスタジオで撮影されているが、その解放感は楽曲にも通じるものがある。
サビ後の合唱パートで登場するdimコードが登場するのも未来への羅針盤的存在になっていてコンセプトにあるだろうみんなに愛され成長する乃木坂46を現わしていて深く頷ける。
30年後も輝くだろう乃木坂46史上最高の楽曲
アイドルの楽曲のほとんどが1,2年人気があれば儲けものという感じだと思っているが、そしてAKBグループは息の長いものが多いが更にこの「Sing Out! 」は凌駕する雰囲気を持っている。
単に商業的に売れるだけを目的とすると本当につまらなくなるし、しかし売れないとそれもつまらない。
キャッチーなメロディーでもあるが、質の高い構成になっていて感涙しそうなくらいで、両方を併せもっているのは乃木坂46の中でも珍しい。
少なくても30年後も私のプレイリストには存在するだろう。