AKB48 / 誰が2人を出会わせたのか? / 楽曲レビュー
シングルのc/wに隠れている良曲風
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秋元康(作詞) 上田起士(作曲)武藤星児
★★★★★★★★☆☆ (rating 8/10)
板野友美さん、横山由衣さん、山本彩さんのトリオによる歌。
チームサプライズという名義で、バラの儀式公園の曲らしいです。
この儀式とかサプライズとか深く知らないですが、とりあえずサプライズ系の曲はいいのが多いです。
特に深く考えずに作られた曲が多くて、インパクトを重視しないシングルのc/wに隠れている名曲!的なのが多いです。
中低音と高音のマッチングがさいこうー!
軽快なクリーントーンギターのカッティングと裏打ちのハンドクラップ風の音やタンバリンが可愛い楽曲です。
リズムもそうですが、低音のベースがしっかりとしているので全体的にクオリティが高いです。
Bメロからサビに向けての盛り上がらせる編曲も素敵ですね!
クリシェ進行でブレイクがあってからのサビですね。
サビで金管を多く入れてますが、ボーカルに中低音が多いのでマッチングしていますね。
凄く簡単な言葉で哲学してたり、動詞や感情的な詩の少ない歌詞も落ち着いていて好きです。
元よりシングルやAKB48のメインストリーム楽曲としてリリースする意識は無かったのだろうと思われる。
歌唱力や表現力のある当時売り出そうとしている3人を起用して、あえてc/w的な位置でのリリースとした。
過剰なオーケストレーションや転調は使わず、リバーブ浅めのブラスバンド系や構成では代理コードを用いて違和感なくA-B-Cと接続していく。
特に横山由依さんの艶感のある歌唱力を注目するきっかけになった楽曲で、この低音なんかを聴いて貰えればうれしいです。