渡辺麻友 / 最初のジャック / 楽曲レビュー
美しい曲展開
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★★★★★★★★★★ (rating 10/10)
秋元康(作詞) 藤本貴則(作曲)
ヤ〇ハ音楽教室の教材にしてもいいのでは
メロディの美しさがプロフェッショナルで、好き嫌いはともかく誰もが唸る隠れた名曲だと思う。
イントロでサビを想起させるストリングスメロを使っていて、Aメロは安定感重視で、Bメロで20%不安定感を出して、サビはアウフタクトでインパクトをつける。
サビはハモったのと同じものとの多重的ボーカルミックスになっていて、壮大感を演出している。
細かい編曲の部分(様々な楽器やシンセ)もこだわられていて、また冒険的ではなくて基本に忠実で1秒の無駄も無くアウトロまで美しい。
間奏のエレキや間奏終わりの転調、その後の大サビの一瞬静かになる感じは計算され尽くしている。
ここまで美しいのはベースのメロディが美しいからで、試しにピアノだけで弾いてみたら実感できると思う。
スローペースにしてみても美しかった。
まゆゆの声質は魅力が高い
高音や可愛い雰囲気の細い声が特徴ではあるが、同時に低音のセクシーさもあって、<同じ音の中で周波数を絶妙に揺らすこともできる。
アイドルとしては最高の声質だったんだなと改めて。
アイドルや芸能界を引退するということは非常に悲しいことだが、今後も彼女の声と楽曲は聴いていくのだろうと思う。